メタデータとSEO

~ メタタグとその効果的な活用法

Vol. 376 2009/06/18

佐藤 慎一郎

HTMLの「メタデータ」、よく聞く言葉ですが、メタデータとは一体何なのか?何のためにあるものなのか?また、SEO対策にどう関わっていて、どう工夫すれば有効なのかについてあまり意識されていないのではないでしょうか?
今回は、SEO:Search Engine Optimization(SEM:Search Engine Marketing)という観点から、メタデータについて触れたいと思います。

●メタデータとは

さて、そもそもメタデータとは何なのでしょうか?
メタデータとは、データについてのデータです。あるデータそのものではなく、そのデータに関連する情報のことになります。
例えばデータの作成日時や作成者、データ形式、タイトル、注釈などが考えられます。

●メタタグとは

HTMLでは、「<」と「>」で囲まれたタグでWebページの情報が記述されています。
メタタグはヘッダー領域に記述されるタグで、文書で使用されている言語や文字コードの指定、キーワードや説明などのメタデータを埋め込む事ができます。
その中でも、SEOに関わる「meta description」タグ・「meta keywords」タグを、HTMLの本文以外でSEOに深くかかわる「title」タグとともに説明します。

●titleタグ

titleタグとは、HTMLドキュメントのタイトルを定義するタグで、ヘッダー領域 の<title></title>で囲まれた文言です。このタイトルは一般的にブラウザのウィンドウのタイトルバーに表示されま す。また、「お気に入り」や「ブックマーク」に登録する際には、このタイトルがデフォルトの名前として使われます。
タイトルは最も重要なSEO要素のひとつのため、ドキュメントの内容を的確に表現し、サイト内の位置づけも分かるようなタイトルにすることが重要です。

では、どのようなタイトルをつければ効果的なSEO対策ができるのでしょうか?

いくつかポイントをご紹介します。

  • 各ページに固有のタイトルをつける
    同じタイトルのページがいくつもあると重複コンテンツの原因になってしまい、スパムとして認定される可能性もあります。
  • 企業名は最後につける
    SEOの観点のみでなく、ユーザーへ、何のサイトなのかということをアピールすることも考慮して記述します。
  • 簡潔でユーザーの注意を引くタイトルをつける
    キーワードを入れる、電話番号を入れる、場所・地名・駅名を入れる、金額を入れる、ブランドを入れる等、コンテンツ内容によっていろいろなパターンが考えられます。

ただし、titleタグを変えるにあたっては注意すべき点もあります。キーワードの詰め込みすぎや、アンカーテキストとマッチしない変更は、逆に検索結果の表示順位を下げてしまう可能性もあります。
また、一気に数百ページを変更すると、スパム行為と思われてしまう可能性もありますので、ご注意ください。titleタグの最適化はサイトを公開するときに完了させておくのが一番安全だと言えます。

●meta descriptionタグ

meta descriptionタグはディスクリプション(説明)という言葉の通り、ウェブページの説明文のことです。<meta name="description" content="xxxx">でHTMLドキュメントのヘッダー領域に記述されます。
この説明文は、検索エンジンの検索結果に表示されたページの説明に使用されます。この説明文のことをスニペット(Snippet)と呼びます。
文字数は、Googleは全角130字前後Yahoo!は120字前後です。ちなみにこのタグがないと、解説部分には検索キーワードと一致した付近の文章が自動的に記載されてしまい、意図した内容を表示させることができなくなってしまいます。

ちなみに、このdescriptionタグですが、検索順位には全く影響しません。
「え、だったら何故SEOにとって重要なの?」と思われた方もいるかもしれません。しかし、例え検索順位は2位か3位でも、要約部分の内容を読んで1位のサイトを飛ばしてクリックをした経験はないでしょうか?
クリックを誘発するということを考えると、titleタグと同様にどのような内容を記述するかが非常に重要な要素になってきます。

それでは、クリックを誘発できるスニペットを作るためにどう工夫すれば良いのでしょうか?

以下のようなものが例として挙げられます。

  • 電話番号、FAX番号、メールアドレス、住所、営業時間を記述する
  • 関連するキーワードを列挙する
  • 特殊記号や空白スペースをいれて視認性を高くする
  • あえて短く簡潔な文章にする

ここで重要なのは、スニペットを単なる説明文として捉えるのではなく、サイトの広告文だと認識することです。思わずクリックしてみたくなるような キャッチーなコピーであればサイトのクリック率は上がるのではないでしょうか。現在のスニペットを見直してみて、何か改善できる部分がないのかを考えてみ るのは立派なSEO(SEM)です。

●meta keywordsタグ

meta keywordsタグはHTMLの中にキーワードを埋め込むことができます。もちろんここには検索エンジンでヒットしてほしいキーワードを挿入します。数については2~3個程度に数を絞るほうが良いようです。
以前はSEOにおける最重要箇所として見られていたメタデータです。
しかし現状は、上記のtitleタグ、meta descriptionタグと比べ、そこまでSEOへの影響は大きくないようです。

今でもYahoo! はページのテーマを知る手がかりにはしているようですが、それが検索順位に影響を与えるほどのものなのかは不明です。Googleにいたっては完全に無視しているとの話も聞きます。

●最後に

メタデータとSEOの話をしてきましたが、メタデータを工夫して設定することがSEO対策にとって効果的であるということを少しでもご理解 いただけましたでしょうか?今、多くの企業はお金をかけてバナーを購入したりリスティング広告を打ったりと、SEOに対する意識は非常に高まっています。
そんな中、意外と放置されているメタデータに、少し目を向けてみるのもいいのではないでしょうか?

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