第一回CMSビズを開催いたしました

2009年6月24日(水)第一回CMSビズを開催いたしました。多数の方のご参加、ご協力を賜り、無事終了することができました。この場を借りて御礼申し上げます。

日 時:2009年6月24日(水曜日)
レクチャー:16:00〜17:30/懇親会:17:30〜19:30頃
場 所:株式会社キャッチボール・トゥエンティワン セミナーホール
参加費:3000円(懇親会)※レクチャーは無料です
レクチャー参加人数:56名(定員50名)
懇親会参加人数:49名(定員50名)
主 催:株式会社キャッチボール・トゥエンティワン・インターネット・コンサルティング
協 賛:OSSコンソーシアム CMSビジネス部会

【レクチャー】

今回は、オープンソースのCMSの中で弊社キャッチボール21が特に注目しているCMSについてのプレゼンテーションを中心に構成しました。商用のエンタープライズCMSに劣らない機能を提供している「eZPublish」、国家予算で作られているオープンソースCMSの「NetCommons」、デザインの自由度が非常に高くウェブデザイナーでも(システム技術者でなくても)扱いやすい「MODx」の三つです。時間の都合上、三つのCMSに限らせていただきましたので、今回プレゼンテーションしていただけなかったCMSについては、次回以降お話いただくようにしてまいります。

最初に、弊社取締役社長竹内より、CMSビズのミッションについてお話をさせていただきました。CMSビズのミッションとは、「CMSのユーザーとベンダーのコラボレーションを創出、活性化し、時代の要請を踏まえて、CMS市場をより豊かなものにする」ことです。CMSビズは、あくまでプラットフォームであり、CMSのステークホルダーがお互い刺激し合い、CMSによるビジネスをより発展させていくための「場」として提供するものと位置づけています。

◆「イベントを開催する意義」(10分)

有限会社磯谷商店 代表取締役 長尾 正 様

次に、CMSビズの前身である「CMS Night」の主催者であった有限会社磯谷商店代表取締役長尾正様からCMS NightやCMSビズのようなイベントの意味づけについてお話をいただきました。長尾氏によれば、こうしたイベントの意義は、「共通の目的意識を持った人たちが出会い、その共通の目的を具現化する行動を起こすこと」にあるといいます。我々が「プラットフォーム」と呼んでいるのは、まさにこのことです。


◆「ウェブ制作会社にとってのCMS アンケート結果」(10分)

株式会社キャッチボール21 取締役社長 竹内 雅哲

初回のCMSビズの企画として「ウェブ制作会社にとってのCMS」というアンケートを事前に行いました。毎日コミュニケーションズのウェブ制作会社オンラインデータベースに東京都で登録されている会社様にDMをお送りしてアンケートのご協力をお願いいたしました。登録情報が正確でないためにリーチできなかった会社様を除くと、約600強の会社様にリーチでき、そのうち53社(回答率8.8%)からご回答を頂きました。この高い回答率は、ウェブ制作会社のCMSに対する高い関心を示していると言えるでしょう。
アンケート結果は、PDFにまとめて以下のリンクからダウンロードできます。

 → ウェブ制作会社にとってのCMS アンケート結果(PDF:42KB)

今後もいろいろな対象、設問のアンケート企画を検討しています。お楽しみに。

◆「eZ Publish! -- 日本で始まるエンタープライズWebCMSの時代」(25分)

eZ Systems Japan ビジネスディベロップメントマネージャー 藤田 拓 様

オープンソースのエンタープライズCMS、eZ Publishのご紹介、そして、日本におけるエンタープライズCMSの現況についてお話頂きました。
欧米諸国に比較すると、日本CMSの普及が非常に遅れている現状について、一時期ウェブ制作会社がCMSを積極的に売らず、ページ単価の制作を売る傾向にあったことに原因の一端があること、CMSが注目されるようになったきっかけはブログであるというお話など、日本のCMS業界の現状について多くの示唆に富んだ内容でした。また、藤田様のプレゼンテーションで、毎回拝見するCMSのポジショニングマップが短期間のうちにどんどん変化しているというお話は、CMS業界の変化のスピードを強く印象付けるものでした。
eZ Publishを提供するeZ Systems Japanは、昨年11月に日本に設立されたばかりで、高価な商用エンタープライズCMSに替わる強力なソリューションとして将来が大きく期待されます。

◆「ネットコモンズ(NetCommons)の可能性」(10分)

株式会社シー・エス・ソリューション 多田 晋也 様

ネットコモンズ(NetCommons)は、国立情報学研究所(NII)が作っているオープンソースの「情報共有基盤システム」です。プロジェクトリーダーの新井紀子先生が「単なるCMSではない」とおっしゃるように、情報公開するためのパブリックスペース、組織内部での情報共有のためのグループスペース、個人のバーチャルデスクトップのプライベートスペースがワンストップで実現する非常に特徴的なCMSです。国家予算で作られているBSDライセンス、さらに、オープンではあるもののソースの管理は非常に厳格に行われていることによるメリットは今後高く評価されると思われます。パッケージとしての完成度が高く、短期間で高機能なウェブサイトを構築する場合に最適と言えましょう。

◆「ついにMODx1.0リリース 今後の日本語版の方向性」(10分)

株式会社ダイバーシティ 代表取締役 田原 雅浩 様

「シンプルかつパワフル」というキーワードが印象に残るプレゼンテーションでした。SE・プログラマでなくてもHTMLがわかるウェブデザイナーであれば、十分に使いこなせるというCMSです。リリースされたばかりのMODx1.0のデモンストレーションも見せていただきましたが、管理画面の速さは素晴らしいものがあります。コードを書くのに、手元で書いたものをアップロードするのではなく、MODx上で書いても作業効率がほとんど落ちない、というのもうなずけます。
今回の1.0バージョン日本語版で実現したいくつかの機能は、本家のMODxにも採用される、ということで、日本のMODxのコミュニティの活躍が伺われます。

◆「CMS市場の拡大 -情報の流通と選択―」(10分)

OSSコンソーシアム CMSビジネス部会 理事 永原 篤 様

CMSビズを協賛してくださっているOSSコンソーシアムCMSビジネス部会の永原氏からは、CMS市場の健全な発展のためには、適切な情報を適切に流通させ、適切な選択ができるような環境整備が必要であるというお話しを頂きました。CMSビズの活動が何らかの貢献になるようこのプラットフォームを育てていきたいと思いました。

【懇親会】

この後、懇親会が開催され、 予定を45分も延長して盛会のうちに終了いたしました。 多くの皆様から「次回も是非出席したい」とのお言葉を頂き、 非常にありがたく思うと同時にCMSビズで提供しようとしている コンテンツのニーズの高さに手応えを感じました。今回は、 三つのCMSを中心にレクチャーを構成しましたが、懇親会でも、 用途によってどのCMSを選ぶかが大切であることを強く感じたと いうお話をされていらっしゃる方が多く、 CMSに関する情報の流通をさらに促進していく必要性を感じまし た。

第二回CMSビズの日程が決定いたしました。当社は、 8月上旬に九段南のイタリア文化会館ビルに移転いたしますが、 同ビルにすでにオフィスを構えております当社の関連会社、 株式会社コーチ・エィのホールにて行います。

日 時:2009年8月26日(水)
レクチャー:16:00〜17:30/懇親会:17:30〜 19:30頃
場 所:株式会社コーチ・エィ(当社の関連会社)Aホール
参加費:3000円(懇親会)※レクチャーは無料です
定 員:レクチャー、懇親会ともに50名
主 催:株式会社キャッチボール・トゥエンティワン・ インターネット・コンサルティング
協 賛:OSSコンソーシアム CMSビジネス部会

第二回CMSビズに向けての企画はすでに始まっています。今後、 皆様がこのプラットフォームを利用してビジネスを創出していく、 そんな場にしていくためには、これからの企画の質が問われる、 と気持ちを新たにしております。 第二回CMSビズへのご参加をお待ちしております( 参加登録開始は、8月初旬を予定しております)。

※今回ご参加いただいた株式会社テクネコの加藤様がブログに記事を書いてくださいました。ありがとうございました。
http://blogs.itmedia.co.jp/techneco/2009/06/cms1-9df9.html

(文:竹内)

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